赤松山堡塁への道 その1

赤松山堡塁は由良要塞司令部の西方約1500m標高320mの位置に有る明治27年に竣工した堡塁で,
9cmカノン砲6門と機関銃4丁が装備されていた。
しかし、日露戦争後の大正2年に他の多くの砲台、堡塁と同様、要塞整理のために廃止となってしまった。
今回、由良に行くにあたって、この堡塁の事を調べても情報が極めて少なく行き方どころか遺構が存在する事すら判らなかった。
行けないと諦めていた時、偶然に行き着いたトッポ作のホームページさんに紹介されていた。
不躾にも管理人さんにメールで問い合わせたところ丁寧に行き方を御教示下さったので、堡塁に行く事が出来た。
この場を借りてお礼申し上げます。

さて、赤松山堡塁だが私の砲台巡りの中でも一番きつかった。
自分は健脚だと自負しているが、堡塁まで1時間以上山道を登った。
しかも道は荒れ果て、本当に行きつけるのか?と不安にもなった。

しかし、堡塁までの軍道は軍橋や境界石など見所も満載であるので、これらを紹介していく。

変換 ~ 重砲兵連隊近く軍橋 (3)
前回紹介した、衛戍病院門柱から先に進むと軍橋がある。きっと後付けだろうが欄干に「ふのかわばし」と書かれている。

変換 ~ 赤松山堡塁への道 (27)
軍道脇に有る境界石
片面には 陸 一文字

変換 ~ 赤松山堡塁への道 (8)
反対面には 防○○と彫られている。
(写真は防二一ノ二 と思われる)

変換 ~ 赤松山堡塁への道 (47)
赤松山堡塁に向かう軍道には、道を挟んで境界石が対で残っている。(一部欠落あり)
これは要塞司令部方面を振り返り、上で紹介した境界石を撮った。
ここから少し先までは舗装されているが、あとは未舗装である。

舗装が終わる付近で地元の方に「どこ行くの?」と声を掛けられる。
「この上の砲台まで」と答えると
「あぁ砲台は有るけど壊れてるよ。イノシシがいるから気を付けな」と言われテンション、ガタ落ち。
「そうですか!いっぱいいますか?」の問いに
「たくさんいるよ!」
完全にビビりモードに入る。
ここは右に行く。

変換 ~ 赤松山堡塁への道 (51)
山に入って最初の軍橋
堡塁までにいくつもの軍橋があった。

変換 ~ 赤松山堡塁への道 (71)
軍道には境界石が相当数残っている。
この軍道だけが軍用地で周りは民用地だったようで、堡塁まで境界石が続く。

変換 ~ 赤松山堡塁への道 (34)
道はだんだん悪くなっていく。

変換 ~ 赤松山堡塁への道 (36)
要塞地帯標
正面には縦書きで、由良要塞(一其:横書きの右書き)第一地帯標と彫られている。
さらに明治三十二年や陸軍省、第一六號と彫られている。

変換 ~ 赤松山堡塁への道 (56)
要塞地帯標のすぐ近くにも軍橋がある。この橋を過ぎたら堡塁への分岐点はすぐ。

変換 ~ 赤松山堡塁への道 (37)
ここが赤松山堡塁への岐路
ここを右に曲がる。左のヒノキの幹には赤いスプレーで印がされている。

変換 ~ 赤松山堡塁への道 (38)
これが堡塁への軍道
この分岐点さえ間違わなければ、ここから先は一本道なので迷うことはないだろう。

変換 ~ 赤松山堡塁への道 (20)
間違って真っ直ぐ行くと、急に道が悪くなる。

変換 ~ 赤松山堡塁への道
分岐点を左に曲がれば伊張山堡塁に行き着くらしいが、とってもじゃないが行けそうにない。
また、この下は川で写真は軍橋である。

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No title

ひどく荒れてますね・・・
石柱はいいですね。
由良要塞の地帯標は初めて見ました。

No title

>>バンデラさん
境界石はたくさんありますので、いちいち撮ってられなくなりました。
境界石に沿って行けば堡塁まで行き着きます。
境界石よりも軍橋が多いのに驚きです。

No title

煉瓦でしっかりしてそうなのでワクワクしますね。

No title

>>バンデラさん
今の感覚で言えば何でレンガ?と思いますが、当時の技術ではレンガが一番だったのでしょうね。

お世話になりました

今日赤松山に無時に行って来ました。
分岐点の写真を参考にさせて頂きましたありがとうございますm(__)m

情報としては
分岐から伊張山堡塁への道はしばらく過ぎると歩きやすかったです。

Re: お世話になりました

> kousenさん
御丁寧にありがとうございます。
無事に行き着けて何よりです!
あの分岐から伊張山まではすぐですか?
プロフィール

神崎 伸介

Author:神崎 伸介
酒とミル貝刺と、手羽先をこよなく愛し、日々全国の旧軍遺構を訪ね歩く橋本環奈が大好きな正統派変人です。

紹介する遺構の説明は正確を心がけてますが、間違いや情報があれば、是非とも教えてください。
また、ここで紹介する遺構は訪ねてから紹介するまでに、時間が経っている物も有り、必ずしも現状で無い場合がありますのでご注意ください。
本ブログに掲載されている写真の無断使用は禁止します。

Twitter始めました。@Kanreport0726

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