小原演習砲台 その1

防衛大学校の敷地内には小原演習砲台の遺構が残っている。
さて、この演習砲台であるが、アジア歴史資料センターで検索すると、大正期までは小原演習砲台と、昭和に入ると小原台演習砲台との記載が見られる。
今回の題名は、当初の名称だったであろう、小原演習砲台とした。
小原演習砲台は、明治26年起工、明治28年竣工し、砲座は4つで28cm榴弾砲×2、15cmカノン砲×4であり、15cmカノン砲は後に27cmカノン砲に換装された。(学研、日本の要塞 参照)
数年前の開校祭(防衛大学の学園祭)で、砲台見学ツアーがあったと聞いて訪ねたが、今年は残念ながらなかった。

小原台演習砲台 (1)
演習砲台の大まかな場所は判っていたので、そちらに向かう。構内の外れだったので立ち入れないかと思ったが、特に立ち入り禁止にはなっていないようで、係員の方も何も言われなかった。
そのまま進むとまず、最初に砲側庫を見つけた。

小原台演習砲台 (2)
その先には案内板がある。こちらも立ち入り禁止の表示はなく、せっかくなので、お邪魔する。

小原台演習砲台 (3)
階段(?)を上ると、まず見えてくるのが右翼観測所である。

小原台演習砲台 (4)
反対側から見る。

小原台演習砲台 (5)
内部の様子。

小原台演習砲台 (6)
階段の上には監視窓がある。これは観測所と言うよりは、教官等が訓練を視察、評定するための場所ではなかろうか?

小原台演習砲台 (8)
正面の監視窓は塞がれているが、

小原台演習砲台 (7)
側面の小窓は開いている。これは、砲座の状況を見る窓ではないかと推測する。

小原台演習砲台 (9)
観測所の様子。測遠器台がきれいに残っている。これは一見の価値あり。

小原台演習砲台 (10)
左は最初に紹介した部屋に、右は教官が視察する部屋につながっているが、ブロックで塞がれている。
この演習砲台であるが、見たところコンクリート製である。
これが建設時の状態なのか、造りかえられた物なのかは不明だが、もし、建設当時のままならば、歴史的建造物としての価値が高いのでは?
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No title

道路脇の砲側庫は、いつの間にか扉が付いてしまったんですね
防大際の砲台ツアーの為か、看板も付いたようで、良い傾向ですね
どうせなら説明も書いてくれれば、なお良いと思いますが

Re: No title

>yakumoさん
ちょっと記事に抜けがありまして、防大の開校祭(学園祭)の時に訪れた時の物です。
去年は砲台ツアーが無かったようですが、特に何もなく砲台まで行けました。
ただ、状態は悪いのが残念です。
毎年、砲台ツアーを開催して欲しいですね!
プロフィール

神崎 伸介

Author:神崎 伸介
酒とミル貝刺と、手羽先をこよなく愛し、日々全国の旧軍遺構を訪ね歩く自他共に認める変わり者です。

紹介する遺構の説明は正確を心がけてますが、間違いや情報があれば、是非とも教えてください。
また、ここで紹介する遺構は訪ねてから紹介するまでに、時間が経っている物も有り、必ずしも現状で無い場合がありますのでご注意ください。
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