野戦砲兵第9連隊 その1

陸上自衛隊金沢駐屯地は、野戦砲兵第9連隊跡地にあり、いくつもの遺構が残っている。
野戦砲兵第9連隊は、明治29年に名古屋で編成着手し金沢に転営、明治31年10月に発足した。
明治36年には山砲兵第9連隊に改編され日露戦争に参加した。
日露戦争では、明治37年5月に動員下令され、旅順攻略戦、奉天会戦に参加。奉天会戦では連隊長戦死の激戦を行い、明治39年凱旋。
大正3年から2年間、朝鮮駐劄。大正10年シベリア出兵に参加し、翌年凱旋した。
昭和7年、上海事変に参加。10年からは満州駐劄、日中戦争では上海付近の戦闘の後、敵を追撃し南京攻略、徐州、武漢攻略戦参加後、昭和14年6月に復員下令された。
翌15年、満州派遣が命ぜられ、ソ満国境警備に当たる。
太平洋戦争末期の昭和19年、第1大隊をトラック諸島に派遣、連隊主力はサイパンに派遣命令が下るも、同島が陥落し、沖縄に変更され陣地構築中、台湾への移動命令を受け、この地で終戦を迎えた。
(日本陸軍兵科連隊、新人物往来社より抜粋)

まずは駐屯地の周囲から見える遺構を紹介する。

野砲9その1
駐屯地の正門から南に向かって進むと、倉庫と思われる建物がある。外壁はリフォームされているが、窓の形などから当時の物であろう。

野砲9その1 (2)
こちらは詳細不明。戦後の物かもしれない。

野砲9その1 (7)
砲廠と推測する。

野砲9その1 (4)
その先にはレンガ建築が残る。

野砲9その1 (5)
アップ

野砲9その1 (6)
側面を見る。作りや大きさから覆馬場と推測するが、覆練兵場の可能性もある。

野砲兵第9連隊覆馬場と思われる建物はこちら
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神崎 伸介

Author:神崎 伸介
酒とミル貝刺と、手羽先をこよなく愛し、日々全国の旧軍遺構を訪ね歩く橋本環奈が大好きな正統派変人です。

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