歩兵第5連隊本部庁舎

陸上自衛隊青森駐屯地内には、歩兵第5連隊本部庁舎が移設され、「防衛館」として使用されている。
歩兵第5連隊本部庁舎は、後に津軽の名棟梁と言われた堀江佐吉によって明治11年に建てられた。(青森高校に残る正門付近の案内板には明治8年と書かれている。)
材料は津軽特産ヒバ材を使っている。この建物は、ルネッサンス式に和風を折衷した2階建てで、雁木(建物の外に造られた雪よけの屋根)があるのが特徴。なお、明治44年に改修されている様だ。
戦後は青森高校が使用していたが、昭和43年、この場所に移設された。その際に約半分に縮小されている。(元々は窓が13個並んでいたが7個になっている。)
ただ、写真を見てわかる様に、第5連隊兵舎とされているのが残念である。
青森駐屯地前には、防衛館(歩兵第5連隊本部庁舎)の説明板があり、そこには「見学を希望される方は、正門の受け付けに申し出て、お気軽に見学して下さい。」と書かれているので、予約なしで見学が出来る様である。
ただ、あちらにも色々と都合があると思うので、遠くから訪ねる場合は事前に連絡をした方が無難だろう。

5連隊本部庁舎 (5)
防衛館全景

5連隊本部庁舎 (4)
門柱のアップ 下の写真と比較して、鉢巻が無い事から正門では無く、通用門だと推測する。

5連隊旧門柱
当時の絵葉書 右に写っているのが連隊本部庁舎である。(写真提供、tiger氏)

5連隊本部庁舎 (9)
連隊本部庁舎正面 菊の御紋章が残る。復元の御紋章だろうが、自衛隊施設に菊の御紋章が残るのは都城駐屯地と、ここだけではないだろうか?

5連隊本部庁舎 (10)
オリジナルは判らないが、この連隊本部は正面中央に入口が無く、左右にあるようだ。この位置からだと、雁木の造りも良く分かる。

5連隊本部庁舎 (7)
駐屯地の敷地外から、背面を見る。

5連隊本部庁舎 (11)
正面向かって左側の階段。階段自体と右の手瑠璃は当時の物である。

5連隊本部庁舎
こちらは反対側、右の階段。

5連隊本部庁舎 (3)
瓦にも菊の御紋章がある。

5連隊本部庁舎 (8)
兵営の跡地から見つかった当時の下水道。ヒバ材で造られている。

5連隊本部庁舎 (2)
軍人勅諭の碑 これは日本各地に見られるが、勅諭下賜50周年を記念して昭和7年に建立された。

5連隊本部庁舎 (6)
連隊改設記念樹の碑 詳細は不明だが裏面には昭和11年6月や杏樹、輜重兵の文字がある。

歩兵第5連隊本部の場所はこちら
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神崎 伸介

Author:神崎 伸介
酒とミル貝刺と、手羽先をこよなく愛し、日々全国の旧軍遺構を訪ね歩く自他共に認める変わり者です。

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