歩兵第66連隊

歩兵第66連隊は明治41年、第14師団が宇都宮に司令部を置かれた際に創設された。
しかし、大正14年の軍縮で廃止となり17年の歴史に幕を閉じた。(その後、昭和12年に復活する。)
歩兵第66連隊跡地は現在、宇都宮中央女子高になっていて、校内には庖厨所であったレンガ建てが残っている。庖厨とは台所の事で、ここで将兵の食事を作っていた。
この建物は庖厨棟と言われている様だが、アジア歴史資料センターで「庖厨棟」と検索しても、該当する文書が無いので、正式名称ではないと判断し、庖厨所と記載する。

歩66 (5)連隊廃止後、兵営跡地は師範学校となり理科実験室、宇都宮中央女子高の倉庫として使用され、現在は多目的ホールとして使われている。

歩66 (6)宇都宮に残る明治期のレンガ造り旧軍遺構として、平成12年に文化財登録され、当時の姿に近づけるため、
屋根を瓦葺きにした。

歩66 (10)本来はもっと長かったのだが、北側(写真左側)が取り壊され、現在の大きさになった。

歩66 (3)多目的ホールの内部。

歩66 (2)改装はされているが、極力オリジナル状態で残そうと、配慮されているのが判る。

歩66床下には当時の排水溝が残っており、、床が外せて見学が出来る様になっている。

歩66 (4)屋根の骨組み。これをトラス構造と言うらしい。

歩66 (8)
校内に残されている境界石。もちろん移設された物である。

歩66 (9)
これは初めて見るタイプの境界石で、頂部に「陸」、側部に「界」と書かれている。

歩66 (7)
桜の大木。説明板には、明治41年、宇都宮に第14師団が置かれたのを記念して、桜並木が作られた際に、
一緒に植えられた物だと書かれている。

歩兵第66連隊庖厨所(宇都宮中央女子高)の場所はこちら
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No title

床がはずせて排水溝が見れたんですね。

トラスとは三角の意味。
屋根の構造は三角が集まってますよね。

橋でもトラス構造と言う言葉は使います。

No title

>庖厨棟
リニューアル前の文化庁のページにそう書いてあったような。
今は「倉庫」と書いてありますね。

ここのレンガは美しいですよね。
日露戦争後の財政厳しい時期でも、いいものを造っていたのに驚きます。

Re: No title

>>たくあんさん
なるほど!建築用語ですかね?
この骨組みって旧軍遺構では、よく見かけますね。

Re: No title

>>けむぞうさん
文化庁が庖厨棟と呼んだので、そうなってしまったのかもしれませんね。

当時の軍は力が有ったので、それなりの物を作ったのですかね?

境界石

天に陸は、初めて見るタイプの境界石です!
うーん、やっぱり境界石は場所によりバラバラですね。

Re: 境界石

>>tigerさん
頂部に陸軍を示す、波一本にアラビア数字は観音崎付近に多数残っていますが、それは完全に埋まっていて頂部のみが地中に出ているタイプで、今回の様なタイプは初めてです。
同じタイプが、宇都宮にはあるのでしょうかね?
プロフィール

神崎 伸介

Author:神崎 伸介
酒とミル貝刺と、手羽先をこよなく愛し、日々全国の旧軍遺構を訪ね歩く橋本環奈が大好きな正統派変人です。

紹介する遺構の説明は正確を心がけてますが、間違いや情報があれば、是非とも教えてください。
また、ここで紹介する遺構は訪ねてから紹介するまでに、時間が経っている物も有り、必ずしも現状で無い場合がありますのでご注意ください。
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Twitter始めました。@Kanreport0726

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