尼崎市橘公園の高射砲座

兵庫県尼崎市役所前にある橘公園には、高射砲の台座と言われる物が残っているので紹介する。

変換 ~ 尼崎 橘公園 (2)
市役所から橘公園を見ると、花時計がありライオンの像があるが、これが高射砲座と言われている。

変換 ~ 尼崎 橘公園 (5)
反対側から見る。

変換 ~ 尼崎 橘公園 (13)
さらに、ライオン像の後方にはもう1つ砲座が残っている。
右に見えるベンチから高さが判るであろうが3m程ある。

変換 ~ 尼崎 橘公園 (18)
いくつかあったらしいが、現在残っている砲座は2つだ。
砲座の位置関係が判る。

しかし、この台座にはいくつかの疑問が残る。
まず、尼崎に展開していた部隊は、高射第3師団独立高射砲第11大隊だった様だ。(こちらを参考にさせて頂きました)
この独立高射砲第11大隊は八八式七糎野戦高射砲を装備していたが、なぜ、この砲座がこの形なのか?
たかが3m高くしたところで、命中率が上がるとも思えない。
逆に、この台座上で射手、装填手などが作業するのは無理だと思え、転落防止の柵や足場を組まなければならないなど、デメリットの方が多いのではないだろうか?
また、砲弾を揚げるのも一苦労だろう。
ここは神戸新聞でも取り上げられているし、実際に砲座が残っているので高射砲陣地で間違いないだろうが、備砲されていた状態を見てみたいものである。

橘公園高射砲座の場所はこちら
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尼崎高射砲

国土地理院のHPの国土変遷アーカイブ内で閲覧できる米軍の航空写真に、砲座の様子がかなりはっきり写っています。
写真番号はM18-4-15です。

砲座が高かったのは、あくまで推測ですが、周りに家が建っていると、爆風の影響が民家に及びやすくなってしまうのと、見通しがわるいために、平地よりも一段高くしたのではないでしょうか。
淡路町のような一段高くなった陣地が、幾つか確認できます。
(帝塚山など)
ただ写真では、この公園の陣地のまわりには殆ど何もないのですが…

また、ここから北西側にも陣地跡が写っています。(市役所を挟んで反対側くらいに)
備砲については資料を見ると、時期によって7cmと8cmと2種類あるようで(物によってまちまちだったりしますが)、恐らくは立派なほうが8cm、ハッキリしていない方が7cmで、元々7cmだったものが終戦直前にグレードアップされたのかもしれません。

No title

>>fatherさん
はじめまして、いつも貴HPを参考にさせて頂いております。
大御所にコメント頂けて光栄です。

詳しい解説ありがとうございます。
この砲座の戦時中の姿を見てみたいものです。

これからも随時、防空砲台の写真をアップしていきますのでご覧ください。
今後ともよろしくお願いします。

No title

参考いただきまして、ありがとうございます。
頑張ってまとめていきますので、
これからもよろしくお願いします。

No title

>>fatherさん
今後とも御教授お願いいたします。
長い目でお待ちください。
ゆっくり公開していきます。
プロフィール

神崎 伸介

Author:神崎 伸介
酒とミル貝刺と、手羽先をこよなく愛し、日々全国の旧軍遺構を訪ね歩く橋本環奈が大好きな正統派変人です。

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また、ここで紹介する遺構は訪ねてから紹介するまでに、時間が経っている物も有り、必ずしも現状で無い場合がありますのでご注意ください。
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