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丸亀城に残る境界石

香川県丸亀市丸亀城周辺には、歩兵第12連隊の兵営があったが、その遺構はほとんど残っていない。
最近、城内にある丸亀市立資料館に境界石がいくつか保存展示されているとの情報を得て、訪ねてみた。

丸亀城に残る境界石 (1)
資料館の外に移設展示されている石柱や標石

丸亀城に残る境界石 (2)
写真手前から、第10中隊の石碑

丸亀城に残る境界石 (3)
側面には、昭和8年兵満期者一同と書かれているので、昭和8年に徴兵され第10中隊に配属された人達が除隊記念に兵舎前に建てた物だと推測する。兵役延長がなければ、昭和10年頃に建てられた物であろう。

丸亀城に残る境界石 (4)
陸軍省所轄地 第廿四号 字の大きさや陸軍省所轄地を使っている事から初期の境界石と推測する。(根拠なし)

丸亀城に残る境界石 (5)
こちらも、陸軍省所轄地 第廿一号 
これは長尺の境界石である。字体などから第廿四号とほぼ同時期だと思われるが、境界石の大きさは設置場所により違うと推測する。(もちろん根拠なし)

丸亀城に残る境界石 (6)
3つの石柱を反対側から見る。

丸亀城に残る境界石 (7)
こちらは風化が激しい、陸軍省所轄地 第二七号
これらの記載は丸亀市立資料館の説明を参考にしている。第廿四号は廿四と記載されているのに、二七号は二七とされているのは時期的なものなのか、また、番号は続き番号なのか、それぞれの施設に番号が付されていて同じ番号があるのか、これらがどこにあったかは不明。

丸亀城に残る境界石 (9)
更に、丸亀市立資料館付近には石柱があり。
確認してみると、

丸亀城に残る境界石 (11)
陸軍用地だった!
連隊区司令部の物と思われる。
連隊区司令部跡地は公園になっており、当日は中学生の陸上部が練習をしていた。
それまでは練習をしていたのだが、写真を撮ろうと土堤を進んでいると、ちょうど休憩になったようで、上から「えっ、あの人何やってんの?(本当は香川弁)」的な事を、女子生徒達がヒソヒソ話しているのが上から思いっきり聞こえる!
恥ずかしかった・・・
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プロフィール

kan

Author:kan
酒とナマコ酢と、ミル貝刺をこよなく愛し、全国の旧軍遺構を訪ね歩く、自他共に認める正統派の変人です。
変人ですが、「変態!」と言われると烈火の如く怒ります。
腰はガラスの腰と言われ、定期的に壊れます!

紹介する遺構の説明は正確を心がけてますが、間違いや情報があれば、是非とも教えてください。
基本、酒を飲んでブログを書いてます。誤字や文章がおかしい時は、かなり酔っていると思ってください。
また、ここで紹介する遺構は訪ねてから紹介するまでに、時間が経っている物や、すでに消失している物も有り、必ずしも現状で無い場合がありますのでご注意ください。
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