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鶴見崎海軍望楼

九州最東端にある鶴御埼灯台は、かつて海軍望楼があった場所に建てられている。
Wikipediaには明治27年に建てられたと書かれているが、詳細は不明。
明治27年に発令された、海軍省告示にも「望楼前を通過する軍艦及商船は、艦船名符字信号旗を掲揚すべし。」と書かれており、その中に「豊後国鶴見崎」の文字があることから、その時点では存在していたことは確かである。
その後に建てられた聴音所の可能性もあるが、形状からこれが海軍望楼と判断し紹介する。

鶴見崎海軍望楼 (7)
駐車場から灯台に向かう途中には、素掘りの壕がある。

鶴見崎海軍望楼 (1)
灯台を目指して歩けば行き着け、最初に見える光景。

鶴見崎海軍望楼 (6)
角度を変えて見る。望楼の形状が分かるだろう。

鶴見崎海軍望楼 (4)
見張り所(と言っても良いのだろうか?)

鶴見崎海軍望楼 (2)
角度を変えて見る。

鶴見崎海軍望楼 (3)
内部の様子

鶴見崎海軍望楼 (5)
見張り所の前方下には部屋があり、大きな窓がある。

鶴見崎海軍望楼の場所はこちら
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鶴見崎砲台観測所

兵舎と砲台の上部には観測所がある。丹賀砲台にあった説明版ではここが砲塔砲台の観測所とされており、「日本築城史」にも、「観測所は鶴見崎突端の高地・標高250メートルに設け、88式海岸射撃具を装備した。」と書かれている。
ただ、形状から88式海岸射撃具ではないであろう。

鶴見崎観測所 (1)
兵舎跡にある階段を上ると観測所がある。

鶴見崎観測所 (2)
内部の様子

鶴見崎観測所 (3)
測遠器台と監視窓

鶴見崎観測所 (4)
測遠器台のアップ

鶴見崎観測所 (6)
入り口方向を見る。

鶴見崎観測所 (5)
天井には大きな穴が開いており、使われている鉄筋の状態が分かる。

鶴見崎観測所 (7)
外から見る。

鶴見崎観測所 (9)
反対方向から見る。

鶴見崎観測所 (10)
右斜め後方から見る。

鶴見崎第2砲台

九州最東端である鶴御埼灯台の北西約400m付近には鶴見崎第2砲台と言われる遺構がある。
観測所の周辺にあるが、この砲台には詳しい資料がなく、果たしてここが本当に鶴見崎第2砲台だったのかも不明である。

「独立混成第118旅団歴史」によると、「丹賀砲台廃砲台となりたるにより、昭和17年春、津軽要塞より15cmカノン2門、伊良湖演習場より15cmカノン2門、小倉補給廠より12cm榴弾砲4門転用し受け、陣地偵察の結果、鶴見崎に装備することに決定、砲台の建設に着手し、昭和17年夏、これを完成す。」とあり、さらには、「昭和17年8月、要塞の編成改正行われ、編成改正後における要塞の編成及び配備、下記の如し。」
「第1中隊 鶴見崎第1砲台守備隊 (15cmカノン4門、150cm探照灯1)、第2中隊 鶴見崎第2砲台守備隊 (12cm榴弾砲4門)」と書かれ、ここで初めて鶴見崎第2砲台の名前が登場する。

しかし、「要塞は任務達成上、鶴見崎第2中隊(12cm榴弾砲4門)を佐田岬に配備変更に決定し、昭和20年3月、配備を変更す。
昭和20年2月、戦況の進展に伴い、要塞の改造強化を命ぜられ、下記配備変更を認可せられ同年3月1日より洞窟式要塞強化に着手す。とあり、鶴見崎砲台は15cmカノン(4門)」となっている。
なお、付近には穹窖砲台もあるようだが、台風の被害により現在は立ち入り禁止である。

鶴見崎第2砲台 (2)
アクセスポイントから山を登ると、建物の基礎がある。途中には素掘りの壕がある。

鶴見崎第2砲台 (3)
反対側には水槽がある。これらの建物の詳細は不明だが、元々あった観測所のための物だろうか?

鶴見崎第2砲台 (1)
かまど

鶴見崎第2砲台 (15)
こちらにも建物の基礎がある。左の階段を上ると観測所に行ける。

鶴見崎第2砲台 (4)
山の斜面に沿って反時計回りに進むと、砲座と思われる遺構がある。

鶴見崎第2砲台 (6)
砲側弾庫だろうか?

鶴見崎第2砲台 (5)
もう一つの砲側庫。各砲座には格納用だろうか?素掘りの壕がある。

鶴見崎第2砲台 (7)
2つ目の砲座。伐採した木が集められていて、何が何だか?

鶴見崎第2砲台 (8)
3つ目の砲座。地形に合わせて微妙に形状が違う。

鶴見崎第2砲台 (9)
砲側庫

鶴見崎第2砲台 (10)
もう1つの砲側庫

鶴見崎第2砲台 (11)
4つ目の砲座。他に砲台(砲座)跡がないことから、ここに15cmカノン砲が備えられていたと推測するが、砲床が見当たらない。
45式15cmカノン砲の砲座を放射脚に換えた90式15cmカノン砲を装備したのだろうか?

鶴見崎第2砲台 (13)
砲側庫。すべて同じ形状である。

鶴見崎第2砲台 (12)
こちらも同じ形状の砲側庫

鶴見崎第2砲台 (14)
素掘りの壕の内部。もちろん入る訳ない。

鶴見崎第2砲台へのアクセスポイントはこちら

丹賀砲台その6 砲塔周辺

砲塔付近に残る遺構を紹介する。

丹賀砲台 外の遺構 (5)
ドームを外から見る。

丹賀砲台 外の遺構 (12)
ドームの内部

丹賀砲台 外の遺構 (13)
砲塔井の上端の様子が分かる。周囲に敷かれているコンクリート部分は、当時の物なのか、ドームを作る際に敷かれた物なのかは不明

丹賀砲台 外の遺構 (1)
ドーム付近からの景色。豊後水道は一部しか見えない。もちろん、直接照準ではないので目標が見えなくても良いのだろうが、観測所との連携がとれなければ射撃機会を失うと思うのは素人考えだろうか?

丹賀砲台 外の遺構 (2)
冷却水槽の上部が見える、

丹賀砲台 外の遺構 (3)
マンホール部分から水を補充していたのだろう。

丹賀砲台 外の遺構 (4)
主動力室と水圧畜力機上部の冷却水槽

丹賀砲台 外の遺構 (6)
坂を一段下り、動力機室等の外の様子。この先に通路がある。

丹賀砲台 外の遺構 (7)
柱や水槽にも鱗状の細工が施されている。

丹賀砲台 外の遺構 (11)
さらにその先には

丹賀砲台 外の遺構 (8)
トイレの遺構がある。

丹賀砲台 外の遺構 (9)
反対から見る。この先に遺構は見付からなかった。

丹賀砲台 外の遺構 (10)
石垣が一部崩れており、普段は見れない石垣の造りがよく分かる。

丹賀砲台その5 砲塔井等

砲塔井の周りには廻廊状態で砲側弾火薬庫となっている。

砲塔井等 (1)
砲側弾火薬庫の様子

砲塔井等 (6)
砲塔井を取り囲んでいる。

砲塔井等 (2)
給弾口と思われる穴が2つある。

砲塔井等 (3)
給弾口のアップ

砲塔井等 (4)
砲塔井の入り口 

砲塔井等 (5)
内部(砲塔井)を見る。

砲塔井等 (7)
入り口を内部から見る。

砲塔井等 (11)
内部から見た給弾口

砲塔井等 (9)
砲塔井の様子

砲塔井等 (10)
この付近に歯車があって砲塔を旋回させていたと推測する。

砲塔井等 (8)
上から見る。
プロフィール

kan

Author:kan
酒とトリ貝刺と、南蛮漬けをこよなく愛し、全国の旧軍遺構を訪ね歩く、自他共に認める正統派の変人です。
変人ですが、「変態!」と言われると烈火の如く怒ります。

紹介する遺構の説明は正確を心がけてますが、間違いや情報があれば、是非とも教えてください。
基本、酒を飲んでブログを書いてます。文章がおかしい時は、かなり酔っていると思ってください。
また、ここで紹介する遺構は訪ねてから紹介するまでに、時間が経っている物や、すでに消失している物も有り、必ずしも現状で無い場合がありますのでご注意ください。
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